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法定休日の存在

休日出勤という言葉があります。文字通り休みの日に出社して働くことであり、本来は休めていたはずですから残業にあたる行為だと思われがちです。しかしここには法制上のちょっとした抜け道があるのです。今回はその辺りについてみていきたいと思います。
日本人はとにかく全般的にワーカーホリックの傾向があり、諸外国からよく揶揄されていることであります。過労死などの事例もいつまで経ってもなくならない社会問題となっています。法律上でそのあたりのことは何も対策がなされていないのかと言えば決してそうではありません。
例えば休日についてですが、少なくとも会社についての法律では休日を設けなければならないというようなことが明記されています。これを法定休日と呼んでいて、多くの企業ではこの法定休日を日曜日にあてています。
ここでふと疑問がわいてくるはずです。それでは土曜日はどうなのであろうかということです。実はこれは企業が定めている休日であって、法律上の休日とは区別されるものなのです。極端な言い回しとなりますが分かりやすく言えば、土曜日は会社がお情けで設けている休みの日ということになります。ですから、必要があって土曜日に出社させたい時は休日出勤にはあたらないということになるのです。
これは一例であって、土曜日日曜日の関係に限られたことではありません。もうお分かりかとは思いますが、祝祭日やその振替休日であったり何かしらの代休日は法定休日とは違い、出社して仕事しても残業扱いにはならないのです。もちろんこれは個々の雇用契約書や就業規則によるところですからケースバイケースで確認が必要になります。
最後に付け加えておきたいのはこれらのことはあくまでも平日にしっかりと仕事をしている上での問題であるということです。言うまでもありませんが、このような休日の権利を行使することばかりを考えて日頃のおこないを棚に上げているようなことがあってはなりません。それではどのような訴えを起こそうとも、お互い様であるという結果になってしまいかねないからです。後ろめたいところない態度で就業していてこそ、真っ当な権利を正面切って要求できるということになるのであります。

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